大阪の関西国際空港を中心に蔓延している、はしか(麻疹)ですが、2回感染することはないので、
どんな症状が出たらはしか(麻疹)なのか?
判断しづらい部分もありますよね。
また、子どもと大人では症状の出方は違うのか、かゆみはあるのか、など疑問もあるかと思います。
そこで、はしか(麻疹)の症状について調べてみました。
はしか(麻疹)に感染したらどんな症状が出る?
はしか(麻疹)に感染した場合、どのように症状があらわれるのか、詳しく見ていきたいと思います。
感染経路
- 空気感染
- 飛まつ感染
- 接触感染
にて感染し、非常に感染力が強い。
潜伏期間
7~14日程度の潜伏期間を経て、症状があらわれます。
その後、カタル期→発疹期→回復期と、症状が移っていきます。
はしか(麻疹)の症状
カタル期 |
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感染力が最も強い時期。 口腔粘膜に白い小さな斑点(コプリック斑)が見られると、 |
発疹期 |
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カタル期の発熱が一旦下がった後、再び高熱が出る。 最初は顔などに赤い発疹があらわれ、 その後体全体に広がっていく。 3~5日ほど続く。 |
回復期 |
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発疹は色素沈着を残し、5~6日ほどで取れていく。 |
はしか(麻疹)は、有効なワクチンが存在せず、もしはしか(麻疹)に感染した場合、出た症状を軽くする対症療法をしながら、症状が治まるのを待つしかありません。
しかし、かなり感染力が強く、抗体を持っていない人はほぼ100%発症すると言われるはしかですので、感染を広げないようみんなが意識を持つことが大切かと思います。
はしか(麻疹)の症状、子供と大人では違う?
はしか(麻疹)の免疫を持っていない場合、子供でも大人でも感染してしまいますが、その症状の違いはありません。
上記したように、カタル期→発疹期→回復期を段階を経て、熱に関しては3~4日程度、発疹は10日~2週間ほどで症状は治まっていきます。
ただ、大人がはしか(麻疹)に感染した場合、重症化しやすいという点で気をつけなければなりません。
はしか(麻疹)に感染すると体力を消耗し、免疫力が低下するため、中耳炎・肺炎・脳炎などの合併症を引き起こしやすいためです。
また、それらの合併症が重症化すると、最悪死に至るケースもあるということですので、大人がはしか(麻疹)に感染した場合、注意が必要といえます。
重症化しやすいのは、5歳未満の幼児、20歳以上の大人と言われていますので、小さな子供がはしか(麻疹)に感染した際にも、ぜひ注意深く経過観察をされるようお気をつけくださいね。
はしか(麻疹)の症状かゆみはある?
まず、はしか(麻疹)の症状が出ても、かゆみを伴うことはないようです。
はしか(麻疹)に感染すると、発熱やせきなど風邪に似た症状があらわれ、その後発疹が出てきます。
この発疹は、赤い4~5ミリほどの斑点で、最初は耳の後や顔などにあらわれ、だんだんと体全体に広がっていきます。
もし、かゆみを伴うようでしたら、はしか(麻疹)以外の病気である可能性が高いですので、一度かかりつけ医などにご相談くださいね。
はしか(麻疹)は、最初風邪に似た症状なので、医師であってもはしかの診断が難しいとされています。
しかし、かゆみなどはないので、もし症状があらわれた場合には参考になさってくださいね。
そして、はしかのような症状が出て、感染者と接触した可能性がある場合には、すみやかに医療機関へ連絡後、医師の支持に従うようにしてください。