最近ではスーパーでも通年で買えるようになった、キウイフルーツ。
独特の甘酸っぱさがありますが、ビタミンやカリウムなどの栄養素も高く、美容効果も高い果物として人気がありますよね。
ただ、赤ちゃんや子供にはいつから食べさせて大丈夫なのでしょうか?
また、人によっては食べると口の周りが痒くなったりもするので、アレルギーなども心配なところ‥。
赤ちゃんや子供への離乳食として、キウイフルーツを食べさせる時のポイントについてまとめてみました!
キウイフルーツにはどんな栄養が含まれているの?グリーンキウイとサンゴールドの違いは?
キウイフルーツは、栄養素充足率が15.1(サンゴールド)と果物の中でもトップクラスです。
栄養素充足率とは、その食物にどのくらいの栄養素が含まれているかを示した数値のことで、この数値が高いほど栄養密度が高い、つまりキウイはあの小さな果実1個でたくさんの栄養が摂れるということを示しています。
- ビタミンC‥レモン8個分以上
- 食物繊維‥バナナ約3本分
- カリウム、葉酸が豊富
などなど、キウイフルーツはスーパーフルーツなのです!
キウイフルーツの種類・グリーンキウイとサンゴールドの違いは?
昔は緑色のものが主流だったと思うのですが、最近では果肉が黄色い「サンゴールド」という種類もかなりの人気があります。
2つの違いは、
グリーンキウイ | バランスの取れた甘味と酸味で 食物繊維が豊富 |
サンゴールド | トロピカルな風味が特徴で 甘みが強くビタミンCが豊富 |
子どもたちは甘みが強いほうがやはり好んで食べるので、お店ではサンゴールドの方をよく買います。
また、栄養素充足率もグリーンキウイよりサンゴールドの方が高いようです。
キウイフルーツで有名なゼスプリでは、この2種類以外にも、ゴールドやスウィートグリーンなど色んな種類があるそうですよ。
離乳食でキウイフルーツはいつから大丈夫?アレルギーの心配は?
とっても栄養の高いキウイフルーツですが、赤ちゃんや子供の離乳食としていつから始めて良いのでしょうか?
離乳食初期 (5~6ヶ月) |
離乳食中期 (7~8ヶ月) |
離乳食後期 (9~11ヶ月) |
離乳食完了期 (1才~1才6ヶ月) |
△ | △ | ○ | ○ |
一応、離乳食の参考書などでは、離乳食初期~中期は△(問題がなければ食べさせても大丈夫)のような表記が多く見られますが、心配な方はこの時期は避けたほうが良いでしょう。
というのも、キウイフルーツはアレルギー反応が見られる果物だからです。
キウイフルーツのアレルギーの原因は、アクチニジンという物質ですが、キウイに含まれるタンパク質はこのアクチニジンが50%を占めています。
かなり高い割合ですよね。
キウイを食べた場合のアレルギー反応は、
- 唇や口の中、喉がイガイガする
- 口の周りが赤くなる
- じんましんが出る
などです。
アレルギー反応が強く出すぎた場合は、時にアナフィラキシーショックにも繋がる恐れがありますので、初めてキウイフルーツを食べさせる場合や他にアレルギーなどがあるお子様の場合には、少し注意して様子を見て下さいね。
もし、離乳食などで初めての食物をあげる場合は、平日の午前中がおすすめです。
アレルギー反応など、何か心配なことがあってもすぐに病院に連れていくことができ、すぐに対応することができるためです。
離乳食にキウイフルーツ!加熱したほうが良い?種はどうする?
さて、アレルギーの心配もあるキウイフルーツですが、初めて赤ちゃんや子供に食べさせる時、心配であれば加熱するのがおすすめです。
キウイフルーツのアレルゲンのもと、アクチニジンは熱に弱く60℃以上で働きが鈍くなるため、例えば加熱されたキウイのジャムなどではアレルギー反応が出ないことがあります。
加熱することで全てのアレルギー反応が出なくなるわけではありませんが、初めての場合は加熱処理したほうがより安心ですね。
レンジを使って数十秒温めるだけでも、お手軽に加熱処理することができますよ。
また、種は消化が悪いので最初のうちは取り除いてあげると良いでしょう。
皮をむいたキウイをざるなどに入れて、フォークやスプーンなどで裏ごしすると種だけ取り除くことができます。
我が家の長男は、2~3才の頃、キウイを食べるとほんの少し口の周りが赤くなったり、本人も嫌がったことがあったので、しばらく食べさせることはありませんでした。
しかし、5才になった今では、好んで食べるようになり、口の周りの赤みなども出なくなりました。
栄養価も高く、子供にもぜひ食べさせてあげたいキウイフルーツですが、アレルギーの心配などもありますので、そのあたりに注意しながら、デザートやおやつとして楽しんでみてくださいね。