数年前から、豆まきとともに節分の風物詩になっているのが恵方巻きです。
でも、私の小さいころは恵方巻きを食べる習慣ってなかったと思うのですがねぇ‥。
認知度が高くなったのは、コンビニやスーパーなどで大々的に取り扱うようになってからでしょうか。
さて、そんな恵方巻きですが食べ方にルールがあるのをご存知ですか?
何となくは知っている‥という場合や、「お醤油は付けても良いの?」など細かい疑問まで‥これさえ見れば大丈夫!
恵方巻きの由来・正しい食べ方・疑問などをまとめてご紹介したいと思います。
なぜ節分に恵方巻きを食べるの?由来は?
そもそも恵方巻きとは、
- 節分の夜に食べると縁起が良いとされてる太巻き
- 大阪地方を中心として行われている太巻きを食べる習慣
のことを言います。
要は【太巻き寿司】のことを表しているのですが、元々は大阪のほうが由来なので、関東に住んでいた私などは知らなくて当然だったんですね~。
しかも、「恵方巻き」という名称自体はなんと!1998年にコンビニのセブンイレブンが『丸かぶり寿司 恵方巻』という商品名を全国販売したことから広まったらしく、昔から「恵方巻き」と呼ばれていたという文献などは特にないそうです。
伝統的なものというよりは、商業的な要素から発祥したようですね。
ちなみに恵方というのは、歳徳神(その年の福徳を司る神様のこと)がいる方位のことを言います。
現在では、節分の夜に豆まきとともに
「(神様のいる方角の)恵方を向いて、願い事を思い浮かべながら太巻きを丸かぶりしましょう。」
というイベント要素の強いものになっています。
節分の恵方巻き!正しい食べ方・ルールは?お醤油は付けても良い?細かい疑問など
さて、恵方巻きのルーツがわかったところで、どうやって食べるのが正しいのか?気になりますよね。
恵方巻きの食べ方のルールは3つです。正しい食べ方でご利益を得ましょう!
1.恵方を向いて食べる
歳徳神(その年の神様)がいる恵方を向いて食べましょう。
食べている間は恵方を向いて、よそ見などしてはいけませんよ。
2.喋ったりせずに黙って食べる
食べ終わるまで喋らずに黙って食べないとご利益が得られないそうです。
静かに恵方巻きを食べ終えましょう。
3.一気に食べる
恵方巻きは包丁などで切り分けたりしてはいけません。
途中で他のことなどをせずに、1本をがぶっと一気に頂きましょう!
そのため、途中でお醤油を付けたりお茶を飲んで休憩したりするのはNGです。
切り分けたり、お茶を飲んだりして食べるのを中断してはいけないので、恵方巻きを作ったりする最初の段階で、一気に食べられるサイズに調整しておくと良さそうですね。
とはいえ、喉につかえたりした時は決して無理をしないのが一番です。
※ちなみに、途中で恵方巻きから口を離すのは大丈夫ですよ!よく噛んで召し上がってくださいね。
2016年の恵方巻き・方角はどこを向いて食べれば良い?
歳徳神は毎年在する場所が変わるので、それに伴い恵方も毎年変わります。
恵方は基本的に四方しかありません。
2016年の方角は、【南南東】となっています。
実はこの南南東、恵方の場合はやや南を向いて食べるそうです。
図によると、165°が恵方の南南東になるそうなので、もしスマートフォンなどで方位磁石のアプリがあれば、調べてみると正確な恵方を向くことができますよ。
小さい子供がいるご家庭では、恵方巻きを黙々と食べるのが一番難しいところではあると思いますが‥(笑)
もし途中で喋ったりしてしまっても、家族で楽しく節分のイベントを楽しむことが一番かもしれません!
ぜひ、子供に恵方巻きの由来などを話しながら、節分の夜を楽しんでみて下さいね。