長男の保育園では、毎月「食育」という行事があって、その時期にあった食べ物や調理をしたりするのですが、1月の食育を見てみると、どうやら「七草粥(ななくさがゆ)」を作るようです!
実は我が家、長男が生まれてから毎年七草粥の存在を忘れて、1月7日に「あ!そういえば七草粥!」と思った時にはもうスーパーで売り切れ‥という残念な結果に終わっているのですが(笑)
ふと、「赤ちゃんは七草粥食べられるのかな?」と疑問に思ったので、調べてみました!
そもそも七草粥とは?食べる理由、いつ食べるのかなど
学生の頃に、家庭科で暗記させられた覚えがありますが‥(笑)
七草は、実は「春の七草」と「秋の七草」の2種類があります。
もちろんそれぞれ七草の種類が違いますが、正月七日に食べるのは春の七草になります。
春の七草は、
- セリ
- ナズナ
- ゴギョウ
- ハコベラ
- ホトケノザ
- スズナ
- スズシロ
で、1月6日の夜に用意しておいた七草をまな板で刻み、7日の朝に炊いたお粥の中に入れて朝食として食べる行事を「七草粥」と言います。
七草粥の意味は、1年の無病息災を願って食べられたり、お正月の祝膳や祝い酒で弱った胃腸を休めるためとも言われています。
七草ってどんな野菜?赤ちゃんはいつから七草粥を食べられる?
ところで、春の七草は言えるけれどどんな野菜や葉っぱなのか分からない‥という方も多いのではないでしょうか?
聞き慣れない名前だらけなので、赤ちゃんに食べさせても良い食材なのかどうかも分かりませんよね。
結論から言うと、赤ちゃんでも七草粥を食べさせて大丈夫です!
それどころか、意外なことに春の七草は栄養豊富なんですよ~。
さっそく、春の七草を解説していきましょう!
セリ |
セリの若菜は香りが良く、おひたしなどにも食される |
ナズナ |
別名、ペンペン草とも言われる |
ゴギョウ |
ハハコグサ(母子草)のこと |
ハコベラ |
ハコベのことで、おひたしなどの食用になる |
ホトケノザ |
タビラコ(田平子)のこと |
スズナ |
カブ(蕪)のこと |
スズシロ |
ダイコン(大根)のこと |
どれも、食用として食べられる野菜や葉っぱなので赤ちゃんや乳児にも安心して食べさせてあげて下さいね。
それぞれ、ビタミン・鉄分が豊富だったり整腸作用があったりと、正月料理で疲れた胃腸を休める・野菜が不足しがちな冬の栄養素を補うのにピッタリですよ。
我が子と一緒に七草粥を食べたい!赤ちゃんの離乳食に‥食べやすくするレシピや工夫
赤ちゃんの離乳食として七草粥を食べさせる場合は、基本的には普通の野菜と同じ扱いで大丈夫です。
ただ、普段食べ慣れていない食材ですし、アクの強い野菜もあるので、下茹でした後水にさらしてアク抜きをしてあげると食べやすくなりますよ。
それでもやはり七草粥は塩気のみで味付けをするので、もともと少し味気ないものでもありますよね。
そこで!離乳食や子供と楽しめる七草粥として、一つレシピをご紹介したいと思います。
- お鍋に七草を入れて、ゆがく
★大根とかぶは先に茹でて、後から他の葉を入れると良いです - 湯切りをして、フードプロセッサーで七草を細かくする
- お鍋にご飯、水、七草を入れて煮る
★ご飯は、冷凍・冷ご飯なんでも大丈夫です - 溶き卵を入れる
- 卵がいい具合になったら出来上がり!
※離乳食初期の場合などは、卵黄のみにするなど子供の離乳食の進め具合によって調整して下さい。
卵を入れることによって、まろやかになり子供も食べやすい七草粥になります!
塩気のみで味気ないという場合は、中華だしを入れるのもおすすめです。
他にも、七草粥を食べやすくする工夫として
- 牛乳や豆乳で煮る
- シラスを入れる
- ごまや海苔などで風味付けをする
など、色んなアレンジをしてみても良いかもしれません。
「絶対にこう作らなければいけない!」という決まりはないので、七草以外の子供の好物を足してみるなど色んな工夫をしてみて下さいね。
ベースはお粥なので、アレンジもしやすいと思いますよ。
また、もちろん七草全てを入れなければいけないわけでもありません。
赤ちゃんと一緒に楽しく日本の伝統行事に触れることが大切だと思いますので、機会がありましたらぜひ七草粥に挑戦してみて下さいね!