妊娠すると、よく雑誌などで「妊娠線ができないようにクリームなどを塗って予防しましょう。」というのを目にすると思います。
私も1人目を妊娠した頃、妊娠線ができないようにお肌のケアなどをしていたのですが、ある日ちょうどお腹の真ん中・縦にきれいに茶色い線が入り、それが日に日に濃くなっていくではありませんか!
「あんなに注意してクリーム塗っていたのに‥。これって妊娠線!?それにしても、きれいに真ん中にくっきり茶色い線になってるな~。」
と思い、調べてみたところどうやらこの線は「正中線」という、妊娠線とはまた別物だということが分かりました。
お腹の真ん中に茶色い線が!妊娠するとできる「正中線」とは?
妊娠線は、妊婦さんでなくても一度は耳にしたことがあるかもしれませんが、正中線はあまり聞き慣れないものですよね。
私も、妊娠するまでは知らなかったし、自分に正中線が出来た時も「妊娠線と何が違うんだろう?」と不思議でたまらなかったです。
そもそも、正中線とは一体どうやってできるものなのでしょうか?
その仕組みは、メラニン色素の増加です。
妊娠すると、ホルモンバランスの変化によりメラニン色素を蓄積しやすくなるため、正中線が目立つようになります。
妊娠中は、よくシミやそばかすが増えたり、脇の下が黒ずんだりする場合がありますが、このお腹の線もその一種と言えます。
私は、長男の妊娠・次男の妊娠ともに正中線がくっきり・はっきりと出て、みぞおち辺りからおへそも超えて、ずーっとお腹の下の方まできれいに1本の線ができました(笑)
それにしても、なぜこんなにきれいに身体の真ん中に線ができるのでしょうか?
人間の身体の中央部分には、胎児の頃に細胞分裂をした時の名残がいくつか残っています。
例えば、鼻の下の筋や人によってはあごの割れ目など‥身体の真ん中になっていますよね。
正中線もそうした細胞の結合部のひとつであり、男女関係なく誰にでもあるものです。
ただ、女性は妊娠をきっかけにメラニン色素を蓄積しやすくなり、その色素沈着が正中線となってお腹に現れるというわけです。
妊娠線と正中線は何が違うの?
「正中線ができる仕組みはわかったけど、妊娠線と何が違うの?」と思いますよね。
2つの線の違いは、
- 妊娠線‥皮膚の組織が裂けてできるもの
- 正中線‥メラニン色素の増加によってできるもの
というように、線ができる過程が違います。
一度できてしまった妊娠線は完全に消すことが難しいのに対して、正中線はホルモンバランスがもとに戻ることによってほぼ消えるか目立たないようになります。
正中線は出産したら消える?早く消す方法はある?
人によってはものすごく濃くなったりするので、「出産したら本当にこの線消えるのかな‥。」と心配になりますよね?
私もそんなひとりでした(笑)
臨月になる頃には、茶色い線がびしーっと真っ直ぐきれいにお腹に入っていたので、ちゃんと消えるのか心配でしたよ~。
でも、子供を産んでからバタバタして正中線のことなんか気にする暇もなく、ある日ふと気がついたら
「あれ?そういえば正中線全然目立たなくなってる!」といった感じで消えていました!
ホルモンバランスがもとに戻るのに、産後半年~1年ほどかかるので大体そのぐらいで正中線が目立たなくなっていくようです。
ただ、「もっときれいに消したい!」「早く消す方法はないの?」と思われる方もいらっしゃいますよね。
正中線のできる仕組みは「メラニン色素」なので、これに対抗するには
- ビタミンCを摂る
- 保湿をする
ことです。
日焼けなんかをした時も、「ビタミンCを摂取しましょう」「保湿をしっかりしましょう」と言いますよね?
それと同じことで、正中線を早く消したい場合にはこの2つをぜひ実践してみて下さいね。
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個人差がありますので、正中線が完全に消える人もいれば体質的に少し残ってしまう場合もあるようです。
私は、長男の産後には気にならない程度に消えましたが、次男を出産して1年半が経った現在でもうっすら残ってしまっています。
まぁ、特に誰に見せるわけでもないので(笑)少しぐらい残っていても、「妊娠・出産した証だ!」なんて私は思っているのですが‥。
やっぱり線が残っているのは気になる!という方は、もし良かったら上記の正中線対策をされてみて下さいね。