12月に入って本格的に冬が始まり、日が出ている時間も短くなりましたね~。
日照時間が最も短くなる日を冬至として、この日にはかぼちゃを食べたりゆず湯に入ったりして無病息災を願う習慣が行われます。
ところで、赤ちゃんや妊婦はゆず湯に入っても大丈夫でしょうか?
せっかくなので、一緒にゆず湯に入ってポカポカ温まりたいですよね~!
赤ちゃんや妊婦も一緒に楽しみたい!冬至っていつ?何をする日?
そもそも冬至とは一体なにをする日なのでしょうか?
冬至とは?
1年のうちで昼が最も短く、夜が最も長くなる日。
日照時間が最も短くなる日。
ちなみに、2015年の冬至は12月22日、2016年は12月21日と毎年同じ日ではなく微妙に違っています。
そんな冬至の日ですが、昔からこの日にすると良い様々な習慣があり、それが現在でも残っているのが「冬至の日にかぼちゃを食べる」「ゆず湯に入る」などです。
冬至風呂(ゆず湯)に入る習慣は、江戸時代からあったようで、冬至=湯治・柚子=融通をかけて『湯に入って融通よくいきましょう』という意味合いが込められているという説もあるそうです。
「冬至にゆず湯に入ると1年風邪を引かない」という迷信のようなものがありますが、実はこれ理にかなっていて、柚子の精油成分には血行促進効果があるため、冷え性や腰痛、神経痛などを和らげる効果があります。
身体の芯から温まることで新陳代謝も活発になったりと、そんな良いことづくめのゆず湯なので、冬の寒い日に入ることで風邪を予防していた昔の人の知恵なのかもしれませんね。
赤ちゃんや妊婦はゆず湯に入っても大丈夫?
ところで、赤ちゃんや妊婦はゆず湯に入っても大丈夫なのでしょうか?
ゆず湯の血行促進効果は、ゆずに含まれるリモネンという成分によります。
この成分が、自律神経のひとつである交感神経に働きかけて血行を促進するのですが、このリモネンが皮膚に刺激を与える場合があります。
「ゆず湯に入ると肌がピリピリする」という方が時々いますが、おそらくこのリモネンによる皮膚への刺激が原因かと思われます。
妊娠中や赤ちゃんなど、このリモネンの成分は特に問題はないのですが、皮膚に影響を与える可能性があります。
妊娠をすると普段以上に肌が敏感になったり、特に赤ちゃんは大人よりも皮膚が薄いため刺激に弱い面があります。
もし、妊婦や赤ちゃんでゆず湯に入られる場合は、いきなり湯船に浸かるのではなく、まずは手や足だけなど少しづつ慣らしてからの方がトラブルが少ないかもしれません。
また、お風呂に入れる柚子も、1個だけにする・輪切りにしたり、穴を開けたりしないなど調節をした方が良さそうです。
ゆず湯に入ろう!柚子の入れ方は?どう入れたら良い?
ゆず湯の柚子は入れ方など決まっているのでしょうか?
特に決まりはないようなので、ご家庭のお好みで入れると良いです。
- そのまま丸ごと入れる
- 輪切りにして入れる
- 切り込みや穴を開けて入れる
主にこのような入れ方がありますが、子どもがいるご家庭ではなるべくネットなどの袋を使うことをおすすめします!
私も経験がありますが、ゆず湯の柚子って絶対いじりたくなりますよね‥(笑)
そして、触りすぎて種や果肉が出てきます(笑)
最近では、冬至が近づくとスーパーで柚子売り場が特別に設けられていたりしますが、一緒に不織布のようなゆず湯用の袋をオマケで付けてくれるようなお店もあったりしますよね。
柚子の柑橘系の香りにはリラックス効果があり、アロマテラピー効果も期待できます。
子どもと一緒だったり、普段なかなかゆっくり湯船に浸かる機会もないかと思いますが、冬至の日はせっかくなので柚子を浮かべて少しゆったりとした気分でお風呂を楽しんではいかがでしょうか?