我が家の長男は、2歳の頃に 急性内斜視と診断され、現在まで小児用眼鏡を掛けながら生活をしています。

今回は、子どもの斜視について、内斜視・外斜視などの種類、そして斜視になる原因、手術や治療・検査方法などについて、我が家の経験談を交えながらお話ししたいと思います。

 

子どもの内斜視や外斜視とは?どんな種類がある?検査の方法は?

眼科、目の検査

芸能人でも時々『斜視の有名人』など名前が挙がったりしますが、そもそも斜視とは一体どのようなものでしょうか?

斜視とは?

斜視とは、眼球の方向(眼位)が、光が正常に入射してくる軸に対して常にずれている状態のことです。
片眼のみが斜視の状態(これを恒常性斜視と呼ぶ)が続くと、眼の奥に像を正常に結ぶことができないために、視力の発達が損なわれます(斜視弱視)。
また、そのままだと物が2つに見えるため、頭のなかで斜視眼の像は打ち消されるようになり(抑制)、両方の眼で見る機能(両眼視機能)の発達が損なわれることにもなります。

出典:Wikipedia

つまり、黒目の位置が斜め(ずれている)状態を斜視と言います。

そして、この斜視の向きによって

  • 内斜視(黒目が内側)
  • 外斜視(黒目が外側)
  • 上斜視(黒目が上を向く)
  • 下斜視(黒目が下を向く)

と、分けることができます。

また、常に斜視が存在する場合恒常性斜視)と、時々斜視の状態になる場合間歇性斜視)とがあります。

長男の場合は、急性内斜視と診断されましたが、その名の通り急に目が内側に向いてしまう斜視のことで、どの年齢でも起こる可能性があるようです。

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長男の寄り目が気になりだしたのは、1歳半頃の2012年秋頃。

時々画像のように黒目がぐーっと内側に入り込むのが気になり、「もしかしたら斜視かも」と思いながら初めての眼科を受診しました。

一概には言えませんが、長男の場合は斜視と診断されるまでに大きく2つの検査を行いました。

 

斜視の検査<サイプレジン>

サイプレジンとは調節麻痺点眼剤のことで、調節(ピントを合わせる)機能を麻痺させ、目の屈折度(近視・遠視・乱視など)を測る検査のことを言います。

初めての眼科では、早速このサイプレジン検査を行いました。

10分置きに2回サイプレジン(点眼剤)をさし、1時間後に効き目が出てくるのでそこで機械による視力検査などを行います。

点眼すると、1~2日程度目がぼやけるとのことでした。

この時若干2歳の長男、大人しく目薬をしてくれるわけもなく、初めての眼科ではサイプレジンの検査が一番苦労しました。

 

斜視の検査<MRI(脳波検査)>

MRI(脳波検査)を行う理由は、もしかしたら何かの衝撃で脳にダメージが与えられて、視力に影響が出ていないか?ということを調べる目的です。

脳波検査では、小さい子供は鎮痛睡眠薬を飲ませて寝た状態で行います。

この睡眠薬を飲ませるのに、とても苦労しました!

すんなり飲んでくれる子なら問題ないのですが、この時我が家の長男は2歳前のイヤイヤ期突入モード。

薬の効きはじめの朦朧とした状態が一番酷く、暴れて抱っこも出来なかったので、最終的に車に乗せたら数分で寝ました。

結果はというと、脳に異常は無いとのこと。

検査は大変でしたが、異常はなかったことと可能性が一つ潰れたことで、一歩前進した思いでした。

 

なぜ斜視になってしまうのか?子どもの斜視の原因

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斜視自体は、子どもの約2%にみられ、小児眼科の代表的な病気です。

斜視の原因はいろいろ考えられますが、

  • 眼球を動かす筋肉や神経の病気
  • 遠視
  • 両眼視の異常
  • 視力不良

などが挙げられます。

眼球を動かす筋肉や神経の病気】の場合は、眼球が動かなくなることで目の位置がずれ、斜視になります。

遠視】は、目の調節と関係があります。

調節というのは、目のピントを合わせる力のことですが、遠視の場合は近くのものを見ようとするときにピントを合わせようとする力が強く働き過ぎてしまい目が寄って内斜視になります。

これを調節性内斜視と言います。

調節性内斜視の場合は、眼鏡をかけると斜視が良くなる場合がありますので、治療の一環として小児用眼鏡を作成することもあります。

両眼視の異常】とは、生まれつき両眼視ができていなかったり、その発達の途中でいまくいかないと斜視になるものです。

両眼視というのは、両目を使ってものを一つに見る働きのことです。

両眼視は生後1年位でできあがり、六歳位で完成するといわれています。

【視力不良】による斜視は、片目・または両目がケガや病気のために視力が悪いと、両眼視ができなくなり斜視になる原因となります。

 

子供が斜視と診断された‥どんな治療を受けるの?手術をしなければならない?

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斜視の治療は大きく分けると、手術手術をしないものに分けられます。

どの方法が良いかは、斜視のタイプ・性質・年齢・全身状態などにより異なりますので、目の位置のズレや屈折検査、両眼視機能などを詳しく、きちんと調べた上でどの治療法が適切であるかを判断します。

手術をしない方法では、以下の3つが主なものです。

コンタクトレンズ・
眼鏡を使う方法
遠視が原因となる調節性内斜視のタイプに有効。
コンタクトレンズや眼鏡を装用することで斜視の原因となっている遠視を矯正し、両眼で正常に見えるようにして両眼視をさせます。
プリズム処方 プリズムレンズという像を移動させることのできるレンズをメガネに入れて光を屈折させ、斜視眼を正常眼と同じ視標が見えるようにする方法。斜視自体が治るわけではありませんが、プリズム眼鏡の装用により、両眼視機能を確保しやすい状況を作ります。
両眼視機能訓練 斜視のタイプによっては、眼を寄せる訓練や両眼でものを見る訓練を行うことで、良くなることがあります。

 

斜視の治療は早ければ早いほど良いとされているので、もし子どもの眼について

「向きが変だな?動きが変だな?」

と感じることがあれば、すぐに診察してもらうに限ります。

子どもは寄り目になりやすいから~など、楽観視して治療を受けるのが遅くなってしまっては後悔するかもしれません。

病院に行って、何も問題がなければそれに越したことはないので、気になる点があればぜひ病院を受診するようにしてくださいね。

 

※本サイトの内容に関しては、個人の症例でありこの限りではありません。

気になる点のある方は、医療機関や医師にご相談の上、専門的な診断を受けるようにして下さい。