はちみつは栄養価も高く、美容や健康面など様々な効果が得られる自然食品として知られています。

でも、実は1歳未満の子供に与えてはいけないことをご存知でしょうか?

はちみつの表示ラベルなどにもその事は記載されています。

それでは、なぜ1歳未満の子供ははちみつを食べてはいけないのでしょうか?

また、もし食べてしまったらどんな症状が出るのでしょうか?

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はちみつが1歳未満の子供に危険な理由

はちみつ

蜂蜜には『ボツリヌス菌』という細菌が含まれています。

このボツリヌス菌は、1歳未満の乳児の体内に入ると増殖し毒素を生み出して中毒を引き起こすことがあります。

これを『乳児ボツリヌス症』といいます。

ボツリヌス菌は、80℃30分間(100℃なら数分以上)の加熱で失活すると言われており、実は市販のはちみつの中にも加熱処理したものには「1歳未満の子供に与えないで下さい」という表示がないものもあるようです。

1歳を超えてくると、腸内細菌が増えてくるので、はちみつを摂取しても(ボツリヌス菌が体内に入っても)中毒が起こりにくいため、蜂蜜を与えて良いのは1歳以上が目安となっています。

もし赤ちゃんがはちみつを食べてしまったらどんな症状が出る?

赤ちゃん、子供、病気

 症状は、便秘、活気がない、哺乳不良、泣き声が弱い、さらに筋緊張性低下、よだれが多い、首のすわりが悪くなった、眼球運動の麻痺、無呼吸などです。

また、潜伏期間は3日~30日と長いのが特徴。

致命率は1~3%と低く、海外では乳児の突然死症候群の数%はこの乳児ボツリヌス症によるものだという報告もされているようです。

結局何歳からはちみつは食べて大丈夫?

極端な事を言うと、1歳の誕生日前日には食べてもダメだけど、その次の日なら食べても大丈夫なのか?という疑問がわきますよね。

2007年の厚生労働省の通知ではこんな報告がされています。

約94% の症例は生後2 週間から6 カ月の乳児で、平均は12.7週(89日)。
報告された症例の中で最高年齢は11カ月、最低年例は11日である。

ということは、大体11ヶ月頃を過ぎると腸内環境が整う=ボツリヌス菌に対抗できる身体が作られてくるということが言えます。

なので、やはり1歳未満の子供に与えない(=1歳以上であれば大丈夫)というのは正しい注意喚起だということですね。

 

はちみつは、砂糖代わりに原料に入っている場合もあって、「気付かずに与えてしまった!どうしよう!」という事も時々聞きますよね。

ボツリヌス菌という名前がなんだかオドロオドロしい感じもするので、怖い方もいるかと思いますが、もし万が一間違えて1歳未満の子供に食べさせてしまったとしても必ず症状が出るという訳でもないようなので、慌てずにまずは子供の様子をしっかり見てあげて下さいね。

また、1歳以上のお子さんでも心配であれば、特にわざわざ与えないといけないものでもないと思うので、食べさせなくても問題はないかと思います。

はちみつは甘くて美味しいので好きな子供も多いかと思いますが、1歳を過ぎたらあまり神経質にならず上手に摂取できると良さそうですね。