今でも思い出すと後悔するのが、長男が2歳の頃におでこを怪我した時の傷。
長男と繁華街の方へ買い物に行った時、イヤイヤ期・何でも自分でやりたがる真っ最中だった長男が、繋ごうとする私の手を振りほどき自分でお店の中の階段を登ろうとしていました。
すると次の瞬間、階段のふちに眉間をぶつけてしまったのです。
大変!とすぐに抱き上げた瞬間、青ざめました。
ぶつけた眉間のところにぱっくりと切り傷(裂傷)ができていたのです。
病院は市外か?それとも自宅の方まで戻るか?
怪我の状態を見てパニックになりましたが、意外にも長男は抱き上げて止血をしていたらすぐに泣き止んでくれたので、こちらの気持ちも少し落ち着きました。
血も思ったよりもすぐに止まって、ドクドクと流れ出るような感じではありませんでした。
でも!傷を見ると本当に2センチくらいぱっくりと割れているんです。怖いぐらいに。
大げさな言い方ですが「脳まで見えちゃってるんじゃないだろうか!?」という感じのぱっくり具合で…。
出先だったので自宅市外にいたのですが「これは絶対に縫うだろうから、通えるように自宅付近の病院に行ったほうが良い」と思い、長男も落ち着いていたので急いで車に乗り込みました。
でも、車を走りだしてから、よくよく見ると時刻は11:45。
午前の診療が終わってしまう!
慌てて現在地付近の外科を探し、一番近くの病院へ駆け込みました。
ぱっくり傷(裂傷)を縫わずに治す
「これは大変!今すぐ縫合する処置をしましょう。」
と言われると思っていたので、ものすごく覚悟して病院に入ったのですが、お医者さんは傷をぱっと診て
「うん。テープ貼れば大丈夫。」と一言。
(えっ? テープ?? 嘘だ!)
思わぬ処置にビックリして「ぬ、縫わなくても大丈夫なのですか???」と尋ねたところ、
「子どもの場合は治りも早いから、これぐらいの小さな傷なら(2センチくらいでした)縫わない方がきれいに治りますよ。無理に麻酔かけたり縫おうとする方がかえって危ない場合があるから。」と。
絶対縫うだろうし、傷跡も残ってしまうだろう…顔なのに本当に申し訳ないことをしてしまった…と思い込んでいたので、拍子抜けしたと同時に、診療してもらえて緊張の糸が切れたのか涙が出てきました。
看護師さんに、「ビックリしたよねぇ~。でも、子供は本当にきれいに治るから大丈夫よ!」と言ってもらえて、
「飛び込みだったけど、すぐに病院で診てもらって良かった。」と思いました。
ぱっくり傷(裂傷)のその後・傷跡
テープは筋が入った感じの少し固めのテープで、皮膚を寄せるようにくっつけられました。
そして、翌日に近くの外科で診療してもらって下さいとのことでした。
近所の外科に行き事情を話して診てもらいましたが、テープをはがしてビックリ!
本当に昨日の傷か!?と思うぐらい、かなりふさがっていたのです。
自宅でのケアは、1日に1回消毒とガーゼを張り替えるだけ。
3日おきに3回ほど通院しました。
これは、怪我から1週間ほどの写真です。
1週間ほどで「ガーゼも取って大丈夫ですよ。」とのことで、消毒のみになりました。茶色いのはその消毒液の色です。
怪我の跡はまだ赤く痛々しいですが、ぱっくり傷は嘘みたいにふさがっていきました。
こちらが怪我から3週間ほどの写真。
薄く赤い線は残っていますが、完全にふさがり触るとぷくっと跡が分かる程度になりました。
そして、こちらが怪我から1年以上経った写真です。
どアップだし、本人変な顔している瞬間の写真をトリミングしたものなのですが…(笑)
顔の間近に近づいてよく見るとうっすら怪我の跡が分かるのですが、かなり薄い傷跡なので「顔に怪我をした」とは全く分からない状態になりました。
今でも、あの階段にぶつけた瞬間を思い出すと背筋がゾッとするというか、後悔の念で押しつぶされそうになるというか…。
でも、あの時すぐに病院で診療してもらって本当に良かったと思います。
もちろん、自宅付近の病院でも良かったかもしれませんが、時間があったとしても怪我をしたら真っ先に病院に行った方が、こちらも安心感が違うなと思ったからです。
現在1歳の次男もだんだん、イヤイヤ期・自分でやりたがる時期に入ってきていますが、長男同様に大きな怪我や傷だけはないように見守っていきたいと思います。
※本記事の内容はあくまでも個人の事例です。気になる点のある方は、医療機関や医師にご相談の上、専門的な診断を受けるようにして下さい。