--Sponsored Link--

先週から1歳の次男が手足口病にかかり、夫・4歳の長男へと感染していきました。

発疹に関して、次男はそこまで痒がる様子はなかったのですが、長男の方がかなり痒がり、また発疹が日に日に強くなっていくのです。

「発疹がなかなか良くならないな…」と思い、手足口病の薬はないことは知りつつ、発疹の痒みを和らげる薬はないかと思い皮膚科に行ったところ、大変ショックな出来事がありました。

それは、良かれと思って塗っていたステロイド剤が全くの逆効果だったということ!

反省する意味と、同じように間違った使い方が広まらないように、今日は手足口病とアトピー・ステロイド剤についてお伝えしたいと思います。

手足口病、発疹、痒い

 

手足口病には治療薬がない

見出しにも書きましたが、

手足口病には根本治療のための薬がありません。

また、予防のためのワクチンなどもありません。

手足口病にかかってしまったら、基本的には経過をみながら自然治癒を待つだけになります。

ただ、症状によって

  • 高熱が出てぐったりしている→解熱剤を使う
  • 口内炎が痛い→口内炎用の塗り薬、パッチなどを使う
  • 発疹が痒い→抗ヒスタミン薬を使う

などの緩和ケアを行います。

私は、この『発疹が痒い場合』のところで、間違ったケアをしてしまったために、長男の発疹を酷くしてしまいました。

 

手足口病にはステロイドは絶対NG!

塗り薬

長男には軽ーいアトピーがあって、普段から関節などに少し発疹が出た時に『ロコイド』という軽いステロイドの軟膏を塗っています。

今回、手足口病になり発疹を痒がっていたので、「同じように発疹なら効くかな…」と思って寝る前にロコイドを塗りました。

すると翌朝、さらに発疹がひどくなったのです。

 

すぐに皮膚科に行って症状を話したところ、「ステロイドは手足口病には逆効果なんです」ということを聞きました。

これには、ステロイドの役割手足口病が感染症だということが関係しています。

ステロイドには主に、

  • 抗炎症作用
  • 免疫抑制

の性質があります。

この「免疫抑制」」というのが、手足口病のような病原がウイルスの病気にとってはまさに格好の餌食なのです!

『免疫を抑制する→ウイルスなどの菌が増加して悪化する』

という図式ですね。

つまり、ステロイド剤を使うことによって、手足口病の病原菌の増加を増長させてしまっていたのです。

 

手足口病の発疹が痒い場合はどうすれば良い?

手足口病の発疹が痒い時には、抗ヒスタミン剤などのかゆみどめの薬が良いとされています。

子どもの場合は、こども医療費助成制度などもあるので病院で処方してもらう方が色んな面で安心・確実ですね。

一応、市販のものではベビームヒなんかも抗ヒスタミン薬だそうです。

今回は、私の思い込みで間違ったケアをして発疹をひどくさせてしまい、長男には本当に申し訳ないことをしました。

また、少しでも変だなと思いすぐに皮膚科に行ったことでちゃんとした処方をしてもらえたので、やっぱり子どもの異変に関してはすぐに病院に行くべきだなと再確認しました。

子どもの病気に関しては心配なことがたくさんある反面、「こんなことで病院に行ってもいいのかな」と遠慮してしまう時もあると思います。

そんな時は、小児救急相談の#8000に電話して相談をしてみるのも良いかもしれません。

とにかく、私のように思い込み・勘違い・自己判断が一番良くない!ので、病気やケガなどで不安な点があれば、まずは第三者に相談してみて下さいね。